kinput2.MacIM
- はじめに
このプログラムはX11環境下で kinput2-v2-fix4 を用いて、
Macintosh の Input Method(IM)を利用し日本語入力を行うプログラムです。
以下 "MacIM"と呼びます。プログラムの性格上、UnixとMacOSが同一コン
ピュータ上で同時に使用可能な環境、MachTenのみで使用可能です。
Linux PPC 等では使用できません。MachTenのバージョンはMachTen上で
Macintosh のプログラムを作成可能なバージョン 4.1 以上でコンパイル
可能です。68kのバージョンはコンパイル可能かどうか不明です。
- 動作環境
作者の現在の使用環境を示します。
- コンピュータ:Macintosh PowerBook G3/266
(以前 PowerBook 5300cで使用してました。PowerMac G3(B/W)も大丈夫だと思います。)
- OS:MacOS 8.1
現在 8.5.1に移行中です。)
- MachTen:4.1.1
(以前4.1でも動作してました。4.0の頃から使ってますが、どの
バージョンから使用可能だったかは不明です。前述の通り
MachTen上で、Macintoshのアプリケーションがコンパイル可能
なら使用できるかもしれません。より正確に言えば InterfaceLib.a
がちゃんとリンク可能ならコンパイルできるかもしれません。
XIMプロトコールでの使用はMachTenの XIM 実装状況によると
考えられます)
- InputMethod:ATOK 11 for Macintosh R1.1
(ATOK 8、ことえりもOKと思います)
- コンパイルに必要なもの
- インストールの方法
kinput2-v2-fix4 にパッチをあて、コンパイルします。
- kinput2-v2-fix4を入手し、ソースを展開する。
% gzip -dc $(SRC)/kinput2-v2-fix4.tar.gz | tar xvf -
- kinput2.fix4.macim.0.2.patch.gzを展開しパッチをあてます。
% gzip -d kinput2.fix4.macim.patch.gz
% cd kinpuf2-v2-fix4
% patch -p 1 < ../kinput2.fix4.macim.0.2.patch
*注意*)
パッチをあてるときに、前回コンパイル時の状況によっては
Kinput2.confにパッチがあたらないことがありますが、あまり
気にせずに作業を続けて下さい。
- Kinput2.confを編集し、使用する漢字変換サーバを選択します。
MacIMを使用したいときは、#define UseMacIMを有効または追加
して下さい。
例) Kinput2.conf 18行目あたり
/* #define UseWnn */ ...
#define UseCanna ...
/* #define UseSj3 */ ...
#define UseMacIM ...
上記の例では、CannaとMacIMを使用可能にします。その他の
設定はKinput2のREADMEをお読み下さい。MacIMに関する設定
はありません。
- kinput2をコンパイル、インストールします。
例)
% xmkmf -a
% make
% su
# make install
- kinput2 を起動します。
MacIMを使うにはオプションとして "-macim"
を使用して下さい。
例)
~/.xinitrcに
kinput2 -macim &
を追加する。
キー操作に関しては、Mac上で使っているIMのものと同様です。
- その他
インストール時のその他の注意点や、既知の問題点、今後やりたいこと(?)・やってほしいこと(!)など
Kinput2-MacIM.READMEに記載してます。よかったらお読み下さい。
- 最後に
このプログラムには多数のバグや問題点が含まれている可能性があります。お気づきの方や解決法を見つけられた方は下記までご連絡下さい。また、このパッチを公開するにあたり、
貴重なディスクスペースを快く提供して下さいました、
このホームページの作者である竹鼻さんに心より感謝します。
E-Mail:園田隆徳